
@荻窪
先週からの1週間は今年の桜の見頃を迎えました。昨年は自粛ムードの中での桜の開花でしたし、新◎立劇場の公演が外国人キャストの来日キャンセルや余震続きの中で、はたして無事に開催されるかどうか心配な時期でしたので、先行きの不安な状況では花を見る余裕もなかったような気がします。

@荻窪
何度か歌ったことがありますが、ジョルダーノ作曲のイタリア歌曲に”めぐり来る4月”という曲があります。
http://members2.jcom.home.ne.jp/sing-song/karaoke/song553.htm
毎年当たり前のように来ていたこの季節が、昨年来、不確かなものに思えるようになったことで、かえって桜の花を見ることのできるありがたさを実感します。

@谷中
谷中墓地の満開の桜並木は、学生時代からもう何度もその下をくぐり、毎年のように見続けている光景です。上野駅の公園口から大学までの道のりも桜がキレイなんですが、この季節は人混みで歩くのもままならず、いつも日暮里駅から歩いていました。
満開の桜の木の下をくぐりながら墓地を通り抜けるとき、いつも坂口安吾の「桜の森の満開の下」という小説を思い出します。昔は今よりもっと日常生活と死というものが隣り合わせ、身近なことだったんだろうと思います。桜の美しさはそんな怖さも一緒に持ち合わせ、散っていくようです。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42618_21410.html